「排水管のニオイが気になる」
なんて事はありませんか?
キッチン、トイレ、お風呂、洗濯機などの水回りには必ず排水管が流れていますが、使用している期間が長くなると、食べかすや油、髪の毛などがどうしてもゴミが詰まる事があります。
それらが排水管が臭う原因になります。
排水管のニオイ対策で最も効果的なのは定期的な大掃除です。
そこで今回は排水管を掃除する6つの方法についてご紹介します。
排水管を掃除する時の注意点
まずは排水管を掃除する時の二つの注意点についてお話しします。
排水管を掃除する7つの方法
お湯で掃除する
排水管が詰まる原因の多くが油汚れ、石鹼カス、トイレットペーパーなどです。
これらはお湯で溶かす事が出来ます。
その為にお湯を大量に流す事で、溶かして詰まりを解消する方法です。
一度に大量のお湯を流す方が効果的なので、「やかんや鍋でお湯を沸かす」または「給湯器の温度を50℃に設定する」等してお湯を用意します。
お湯が用意出来たら、一気に排水管にお湯を流しましょう。
比較的軽微な詰まりであれば、これで綺麗に流す事が出来ます。
ただし、沸騰したお湯は排水口や排水管を傷める可能性があるので、流さないようにしましょう。
ラバーカップで掃除する
ラバーカップはいわゆる「すっぽん」と呼ばれる道具です。
排水口にラバーカップの口をしっかりと押し付け、空気が漏れないようにします。
ゆっくりと棒を押し、ラバーカップの中の空気を無くします。
そして、一気に引きます。
こうする事で、中に詰まっていたゴミを移動させる事が出来ます。
ラバーカップを上手く利用するコツはラバーカップと排水口の間に隙間を作らない事です。
その為に形状がとても大切になります。
排水管を掃除するラバーカップには大きく3種類があります。
排水口の大きさ、形状に合った物を選んで購入する必要があります。
洗浄剤を利用する
多くのメーカーから販売されている洗浄剤を利用する方法です。
「花王パイプハンター」「ジョンソン・パイプフィニッシュ」などが有名ですが、これらは詰まり予防としての洗浄剤で、いざ詰まってしまったら、あまり効果が期待出来ません。
そんな時におすすめなのが、和協産業の「ピーピースルーF」です。
和協産業ではプロが使用する「ピーピースルーK」や「ピーピースルー (温水用)」「ピーピーエル (液状)」が販売されています。
ところが、これらは医薬用外劇薬に指定されているので、一般的には手に入りません。
そこで、家庭用に販売しているのが「ピーピースルーF」です。
使用する時には身体に触れないようにゴーグル、マスクが必要ですが、使い方は簡単です。
重曹と酢で掃除する
定期的なお掃除におすすめなのが重曹と酢を使った掃除です。
排水口の周りに重曹(1/4カップ)を撒きます。
次に重曹の上に酢(1/2カップ)を撒きます。
シュワシュワと音がしてきたら、40℃~50℃のお湯を使って、重曹と酢を排水口に流し込みます。
30分ほど放置したら完了です。
洗浄剤などに比べると洗浄力は落ちますので、酷い詰まりの場合は他の方法がおすすめです。
ワイヤー式パイプクリーナーで掃除する
溶かす方法ではなく、直接詰まった物を引き出すのなら「ワイヤー式パイプクリーナー」がおすすめです。
お風呂場や洗面所では髪の毛が詰まる事がありますが、その場合は溶かすよりもこちらの方が効果的です。
ワイヤー式パイプクリーナーには3m~15mと長さに種類がありますので、必要な長さを選ぶようにしましょう。
真空式排水ポンプで掃除する
真空式排水ポンプとはラバーカップのカップ部分に真空になる筒と引手が付いた物です。
ラバーカップ以上の効果が出来ます。
使い方はラバーカップとほぼ同様です。
排水口とポンプ部分に隙間が出来ないのにしっかりと合わせ、カップ部分から空気を抜くようにゆっくりと押します。
次に引手部分を引いて真空状態にします。
この状態になったら、一気にポンプ自体を引き上げます。
高圧洗浄機で掃除する
圧力によって勢いよく出される水を使い洗浄します。
高圧洗浄機はケルヒャーやH2Oが有名ですが、これらを使って排水管の中に高圧の水を流し、掃除します。
これまで紹介してきたどの方法よりも、優れた洗浄力を発揮します。
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