外壁塗装を行う目安は8~15年に一度と言われています。
家を長持ちさせるためにはとても大切なメンテナンスです。
頻繁にする必要はありませんが、約10年に一度はまとまった費用が必要です。
その時には出来るだけ費用を抑え、失敗しないようにしておきたい物です。
そこで、今回は外壁塗装に必要は費用の相場や出来るだけ安く抑える方法についてご紹介します。
簡単に費用相場を調べる方法
外壁塗装はその家の大きさや状態に大きく左右されるので、決まった相場をお話しするのは非常に難しいのですが、一般的な30坪の家なら70万~90万円ぐらいと言われています。
ちなみに、チャット形式の質問に答えるだけで、おおよその費用をAIが教えてくれる非常に便利なサービスがあります。
あなたのお家の費用相場が知りたい場合はこちらのサービスがおすすめです。
外壁塗装の費用が変わる訳
塗料の違い
外壁塗装の費用が変わる要素の一つ目は塗料の違いです。
安い塗料もあれば、高い塗料もあります。
簡単に言えば、耐久性を求めると費用が高くなります。
外壁塗装は細かな違いを入れれば、数千種類もあると言われています。
ですが、基本的な違いは6種類に分ける事が出来ます。
ここではその6つの種類の単価や特徴などについてご紹介します。
種類 | 耐久性 | 単価(㎡) | 特徴 |
---|---|---|---|
ウレタン塗料 | 8~10年 | 1700~2200円 | 価格が安い反面、紫外線に弱く変色しやすい |
シリコン塗料 | 10~15年 | 2300~3000円 | 非常にコスパに優れているので、最もたくさん使われている塗料 |
ラジカル制御型塗料 | 10~15年 | 2500~3000円 | シリコン同様コスパに優れている今注目の新塗料 |
フッ素塗料 | 15~20年 | 3800~4800円 | 耐久性に優れているが若干高いのがデメリット |
光触媒塗料 | 15~20年 | 4200~5000円 | 自分でクリーニングする効果を持っているので、汚れに強く耐久性にも優れている |
無機塗料 | 20~25年 | 4500~5500円 | 紫外線に非常に強く、耐久性は抜群、ただし高いのがデメリット |
おすすめの塗料は?
「どれを選べば分からない」と言う場合はコスパに優れているシリコン、またはラジカルがおすすめです。
ウレタン塗料は安いですが、耐久性に不安があります。
また、すぐに塗装が必要になると結局は高い費用が必要になります。
付帯費用
外壁塗装はそれ単体で工事をする事は非常に稀です。
屋根塗装や雨樋、ベランダの防水など、同じように劣化しているケースがほとんどです。
その為に、その他の工事も一緒にする場合が多く、それらの費用を付帯費用と言います。
付帯費用は「どこまで補修するか?」がとても大きく影響します。
業者の種類
一口に外壁塗装と言っても、色々な業者に依頼する事が出来ます。
その依頼業者によって、費用が大きく変わります。
外壁塗装の費用の相場は?
外壁塗装は塗装する面積が広くなれば、当然、費用も高くなります。
その為に延べ坪数で算出するのが一般的です。
例)延べ坪数
1階:20坪
2階:15坪
延べ坪数:35坪
シリコン塗料を使った場合、延べ坪数が10坪増えるごとに費用が2~30万円変わると言われています。
延べ坪数 | 費用相場 |
---|---|
10坪 | 25~30万円 |
20坪 | 50~60万円 |
30坪 | 70~90万円 |
40坪 | 90~120万円 |
50坪 | 120~150万円 |
60坪 | 150~180万円 |
70坪 | 180~210万円 |
80坪 | 210~240万円 |
90坪 | 230~270万円 |
100坪 | 260~300万円 |
外壁塗装の費用を出来るだけ安く抑える方法
では、次に外壁塗装を出来るだけ安く抑える為の6つの方法についてご紹介します。
火災保険を利用する
期待できる予算:約20万円減
火災保険は火災だけではなく、自然災害の場合にも適用されます。
ただし、劣化による場合は認められません。
補修工事が劣化による物ではなく、自然災害による物だと認められれば、火災保険が利用できます。
補助金、助成金を利用する
期待できる予算:約20万円減
自治体で用意されている補助金、助成金を利用する事で出費を抑える事が出来ます。
ただし、各自治体によって条件、金額等が全く違うので、事前に詳細を調べる必要があります。
リフォームローム
期待できる予算:約15万円減
塗装費用を貯金し、用意するよりも、ローンを活用して、今工事する方が安い場合があります。
理由は貯金している間に家の劣化が進み、結局はより多くの補修費用が必要になるからです。
ローンの金利を踏まえて「いつ補修すれば得か?」を考えましょう。
住宅ローン減税
期待できる予算:約40万円減
住宅ローン減税は外壁塗装をする場合にも受ける事が出来ます。
年末時点の住宅ローンの残高の1%分(最大40万)は所得税から控除されます。
ただし、下記のような条件があります。
・返済期限が10年以上
・補修費用が100万円以上
・所得額が3000万円以下
屋根塗装と一緒に
期待できる予算:約20万円減
外壁塗装は屋根塗装を一緒にやるとお得です。
理由は足場を組む費用が一回で済むからです。
別々の時期にそれぞれの補修をすると足場を組む費用(15~20万)がそれぞれ必要です。
ですが、一緒にすれば、その費用が1回で済みます。
近い将来、屋根塗装が必要であれば、一緒に工事する方がお得です。
外壁塗装を失敗しない為のポイント
極端に安い見積もりは要注意
外壁塗装は業者によって、その費用がかなり変わります。
その為に必ず複数の業者から相見積もりを取るようにしましょう。
その際、極端に安い業者は要注意です。
価格には必ず理由があります。
極端に安い価格にも必ず何らかの理由があるはずです。
安さよりも品質が大切
外壁塗装などの補修工事に「安さ」を求めるのはおすすめしません。
値引き交渉などであまりに安さを求めると質が低下する場合があります。
補修工事は職人さんの技術料や手間賃などの部分が多いために、あまりに安さを求めると手抜き工事に繋がる可能性があります。
業者さんに気持ちよく仕事をしてもらう為にも適度な価格交渉が大切になります。
逆に、多額の値引きを受ける業者は怪しいと考える方が良いでしょう。
まとめ
外壁塗装の費用の相場は状況によって、大きく変わります。
その為に、少々極端に言えば、あってないような物です。
工夫次第でかなりの出費を抑える事が出来ます。
そんな中でも最も大切な事は信頼できる良心的な業者を選ぶ事です。
業者選びさえ失敗しなければ、安心して工事を任せる事が出来ます。
ちなみに、業者選びにとてもおすすめのサービスがこちら。
⇒ ヌリカエ
無料のサービスですが、月間で60万人が利用している人気サイトです。
チャット形式で質問に答えていくだけでAIから専門的アドバイスを貰える事が出来ます。
さらに、補助金、助成金対応の指定を受けた複数の優良業者から相見積もりを取る事も出来ます。
馴染みの業者さんがいないのなら、まずはこちらのサービスを利用するのがおすすめです。
コメント