雨どいは日頃から定期的にお掃除する事が必要です。
ですが、普段あまり目にする事が無いので、どうしても忘れがち。
ある日、「雨水が溢れてる!!」
なんて事は少なくありません。
そこで、今回は雨どいが詰まってしまった時の対処についてご紹介します。
雨どいが詰まる原因
雨どいが詰まる原因は大きく二つあります。
落ち葉や土、ゴミなどが貯まる
周りに木がある場合は枯れ葉が詰まる事は容易に想像できますが、実は風によって運ばれてくる枯れ葉、土や砂、ホコリ、ゴミなどは案外多い物です。
雨どいには、基本的に遮る物がありませんし、屋根の上に飛んで来た物が一か所に集められます。
その為に思った以上に早く「塵も積もれば山となる」のです。
鳥の巣や動物の死骸
知らない間にスズメなどの鳥が巣を作っている事は珍しい事ではありません。
また、動物の死骸も同様です。
定期的にお掃除しているにも関わらず、詰まってしまった場合などはこの可能性が高いです。
防護ネットは効果的??
枯れ葉などが雨どいに落ちる事を防ぐ為に防護ネットを張る場合があります。
実はこの方法はあまり効果がありません。
雨どいに詰まるゴミは決して、大きな物ばかりではありません。
その為に、結局はネットの間から雨どいに入り、詰まってしまいます。
むしろ、掃除をする際の手間がかかります。
業者さんに依頼した時などは別途費用が発生する事もあります。
このように雨どいの防護ネットはあまり良い方法ではありません。
と言うよりも、むしろ弊害のほうが大きいかもしれません。
雨どいの詰まりを放置すると?
雨どいの詰まりは放置すると厄介な2次被害が起きる可能性があります。
では、どんな危険性があるか、ご紹介します。
雨どいを掃除するタイミング
先ほど、ご紹介したように雨どいのつまりはただ雨水が詰まるだけではなく、実は2次被害、3次被害のほうに注意する必要があります。
万が一、深刻な2次被害、3次被害が起こってしまうと非常に高額な費用が必要になります。
その為に、雨どいが詰まらないよう、事前にお掃除をするのが賢明です。
定期的な雨どいのお掃除
基本的には半年に1度は定期的なお掃除をしておきたいところです。
ただし、周りに木があり、落ち葉が多い季節なら月に1度程度必要な事もあります。
いずれにしても、定期的なメンテナンスに加えて、雨どいが詰まる前の兆候を知っておくと良いでしょう。
雨どいが詰まる前の兆候
苔や植物が生えている
雨どいの周りにコケや植物が生えていると、雨どいは急激に詰まります。
早急に除去する必要があります。
家のまわりに枯れ葉が多い
夏を過ぎると枯れ葉が急に増え始めます。
家の周りに枯れ葉が多くなると雨どいにも枯れ葉が積もっている可能性が高いです。
雨どいの掃除方法
雨どいが詰まりそうな兆候が見えたら早急にお掃除する必要がありますが、それだけではなく、定期的にお掃除する事がとても大切です。
こまめなメンテナンスは余計な費用がかけずに家を良い状態に保つ事が出来ます。
次は雨どいを掃除するポイントについてご紹介します。
雨どいの掃除に適した時期
早急に対応しなければいけない場合を除くと雨どいの掃除に適した時期は春と秋です。
どちらも風が強く、春には花弁や花粉が、秋には枯れ葉が雨どいにゴミが貯まりやすい季節です。
また、気温が穏やかで作業がしやすいというメリットもあります。
本格的な春、または秋に入る前に掃除しておくのがおすすめです。
雨どいの掃除方法
軒樋の掃除
・屋根に梯子を立てます。
*ただし、軒樋が劣化していない事を確認する事。劣化していると非常に危険なので業者さんに依頼する必要があります。
・トングなどで軒樋にあるゴミをビニール袋に入れて、除去します。
・ホースなどを使い、勢いよく水を流します。
集水器の掃除
・梯子を集水器の付近に移動します。
・軒樋の掃除同様、トングなどで貯まったゴミを除去します。
・水を流し、詰まらない事を確認します。
竪樋の掃除
・竪樋の下の継ぎ目を外します。
・1mほどの針金を用意し、その先にボール状に丸めた布を取れないように、しっかりと取り付けます。
・布を取り付けた針金を竪樋の上から入れて、上下に動かします。
・詰まりを取り除きます。
・ホースなどの水を流し、詰まらない事を確認します。
リスクと注意点
以上が雨どいの掃除方法です。
作業自体はそれほど難しい訳ではありません。
ただ、雨どいは高所での作業になるのでリスクと注意点をしっかりと抑えておく必要があります。
雨どい掃除は専門業者にお任せが良い?
雨どい掃除はDIYで行う事も可能です。
ただ、高所での作業になるので、注意しないと大怪我に繋がります。
そこでおすすめなのが専門業者に依頼する事です。
もちろん、作業費が必要ですが、業者さんに依頼すると2時間ほどで綺麗に作業してもらえます。
料金の相場は1万円前後です。
時間と手間、そして、リスクを考えると決して悪いコストパフォーマンスではありません。
トラブルが起こる前に一度検討してみてはいかがでしょう。
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