屋根塗装に必要な費用の相場は？

屋根塗装は「10年に一度」は必要と言われています。
トラブルが起きる前に塗装をする事でより長く良い状態を維持する事が出来ます。

そこで、今回は屋根塗装に必要な費用についてご紹介します。

屋根塗装は何年おきにすれば良いの？

屋根材の種類と塗装のタイミング

屋根材にはいくつかの種類があります。
その種類によって塗装が必要な時期やタイミングが違います。

下記がそれぞれの屋根材に適した塗装のタイミング一覧です。

屋根塗装が必要な状態は？

屋根は劣化するとともに様々なトラブルが発生します。
どんな時に塗装が必要なのか？
また、逆に塗装が不要な時はどんな時か？
状態別の対処法についてご紹介します。

基本的に屋根塗装はトラブルが起きる前に行うメンテナンスです。
屋根塗装を怠ると劣化の進みが早まり、結果的に深刻なトラブルが発生する可能性が高まります。
万が一、葺き替えが必要なほど、屋根が傷んでしまうと塗装工事の3～10倍の費用が必要になります。
その為に、定期的な塗装のメンテナンスは結果的に無駄な費用を抑える事が出来ます。

屋根塗装と防水工事

屋根には大きく二つのタイプがあります。
「陸屋根」と「三角屋根」です。
陸屋根とは、簡単に言えば、屋上の事です。
三角屋根はそれ以外の屋根を言います。

陸屋根の場合は三角屋根と違い、防水工事が必要になります。
この工事は塗装工事とは全く別の工事になり、費用も大きく変わります。

ここで紹介しているのは三角屋根に必要な費用です。
陸屋根の場合は参考にならないのでご注意ください。

屋根塗装の費用が変わる理由

屋根塗装の費用は状況によって費用が大きく変わります。
代表的な違いは「屋根材の種類」と「塗料の種類」です。
では、それぞれの違いを簡単にご紹介します。

屋根材の種類

・スレート屋根
・ガルバリウム鋼板
・ジンカリウム鋼板
・陶器瓦
・アスファルトシングル

これらの屋根材の違いによって、必要な塗料が変わったり、工事の方法が違ったりします。
それが費用の違いにも繋がります。

スレート屋根に必要な「縁切り」

スレート屋根の場合、とても大切な作業があります。
それが「縁切り」と呼ばれる作業です。

スレート屋根の一つ一つは独立して設置されています。
これはスレート材の隙間の湿気や雨水を排出する為です。
ところが、塗装をするとこの隙間が埋まってしまいます。
その為に、塗装後に、隙間を作ってやる必要があります。
この作業を「縁切り」と言います。
縁切りをしないと屋根の中に水分が貯まってしまうので、腐食や雨漏りの原因になります。
スレート屋根で塗装工事をする場合はこの縁切りがちゃんと行われるかを確認する必要があります。

塗料の種類

屋根の塗料には品質の違いによって、ランクが分けられています。
それによって、価格が違うので、塗装費用全体にも違いが出てきます。

一般的に良く好まれるのがウレタン塗料、シリコン塗料です。
特に希望が無ければ、この二つがおすすめです。
まずはこの二つで見積もりを取るのが良いかもしれません。

屋根塗装の費用の相場は？

さて、では、いよいよ屋根塗装に必要な費用の相場についてご紹介して行きます。
当然の事ですが、延床面積が広く、屋根が大きくなれば、その分費用が必要になります。

その為にざっくりと坪数（建築面積）別に相場をまとめてみました。

屋根塗装費用の内訳は？

屋根塗装費用の内訳は大きく5つです。

これらの単価を使って、塗装工事を依頼する時の費用を計算する事が出来ます。

例）屋根の面積が50㎡、足場の設置面積が250㎡の場合

足場代：800円×250㎡＝200,000円
養生代：400円×45㎡＝18,000円
コーキング代：600円×30m＝18,000円
塗料代：2,200円×45㎡＝99,000円＊シリコン塗料を使用
諸経費：33,500円
計：368,500円